どうやって霊的弱点から逃れるか
Why do I always eat too much?
Q&A
Saint Paisios of Mount Athos, Greece (+1994)
――聖山アトスのパイシイとの対話――
――長老様、どうして私はいつも食べ過ぎてしまうのでしょう。
――なぜならそこがお前さんの弱点だからじゃよ。悪魔は守りの弱いところをまず攻めるもので、守りの固い場所には近づかないものだからの。悪魔はまたこうも言う。「もしここを攻め落とすことが出来たら、ほかのところも少しずつ奪い取っていこう」とな。だから弱点はしっかり固める必要があるのじゃよ。
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どうやって霊的弱点から逃れるか
私は戦うのがつらいのです
I am afraid to fight
Q&A
Saint Paisios of Mount Athos, Greece (+1994)
――聖山アトスのパイシイとの対話――
――長老様、私は戦うのがつらいのです。
――指からとげを抜き取るのは痛いものじゃが、自分から欠点を引っ張り出すのはそれよりもっと痛いものじゃよ。覚えておくがいいよ。人が誘惑を切り捨てようと努力している時、誘惑は人の前につまずきの石を置くものだから、人はものすごく苦しむ。それこそ悪魔憑きみたいに苦しむが、それは悪魔と戦っているからなのじゃ。けれどもやがて悪魔憑きは自由になるのじゃ。
自分を浄めるというのは、ボタンを押すように簡単にはいかんものでな。自動的に、何の苦労もなしに得られるものではない。木を切り倒すのと同じで、霊的欠点もすぐには切り捨てることが出来ん。のこぎりで幹を切るのに長いことかかるではないかの。しかもそれでおしまいではないのじゃよ。丸太から家具を作るのに、どれだけ苦労しなければならんことか!まず丸太を切って、板にして、職人が時間をかけて磨いて、それから家具にしていく。
――もし、そのような努力が必要だと私が思わなかったら?
――その時は、切り株のままでいるじゃろう。そしてしまいには火に投げ込まれるじゃろうな。
ソース:
http://nagoya-orthodox.com
http://nagoya-orthodox.com/ja/アトスの長老パイシイの教え_どうやって霊的弱点から逃れるか.html
名古屋正教会 NAGOYA ORTHODOX CHURCH