Does thinking of death help spiritual deeds?
Q&A
Saint Paisios of Mount Athos, Greece (+1994)
――聖山アトスのパイシイとの対話――
――死を思うことは霊的行いの助けになりますか。
――非常に助けになるとも。神に望みを託しながら死について考えると、この世の空しさがよく分かる。そして霊的な助けを得ることが出来るのじゃ。だから神の裁きに思いをはせなければならん。わしらが悔い改めなかった罪の責任をいずれ負わなければならないということを忘れてはいかんのじゃよ。「私は何をしているのか?どうして喜びを感じずに生きているのか?今死んだとしたら、私はどうなってしまうのか?私が死と契約を交わしたとでもいうのか?大人も子供も関係なく死んでいるというのに?神がもうすぐご自分のもとに私をお呼びになるとすれば、その時はもう罪を犯すことはないだろう」。
弱点を根絶やしにするには、死、最後の審判のことを考え、自分がどんなに努力しているかをハリストスにご覧いただかなくてはならん。だってハリストスがわしらを救うために大変苦しまれたのだからの。誘惑との戦いというものは、ハリストスの愛のもとに神の掟をまっとうするための甘美な受難と同じ事なのじゃよ。すべての欠点に打ち勝ってハリストスを侮辱するよりは、英雄的に死んだほうがましというものじゃ。
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